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2024.08.29
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8/29
こんにちは。
大手企業が運営している薬局の調剤事故がニュースに出ていました。
内容は1包化に糖尿病薬が混ざっていたとのこと。
詳細を見るとこんな間違いする?といった内容でしたが、人員や必要経費をカツカツに抑えている企業ならばこういう事故起こるかもなと思いました。(そもそも監査しないで出してしまった可能性の方が高い内容ですが)
僕自身、糖尿病薬と小児の呼吸を楽にする薬は特に注意して調剤しています。
理由として、そういう類の調剤事故を見たり聞いたりしたことがあり、調剤薬局で扱う薬で過量投与すると人が亡くなる可能性が高い部類に入るからです。
こういうニュースを見ると明日は我が身と思って頭に入れています。
ちなみに僕は薬局業務になるとかなりの心配性になります。
1包化においてはピッキング、1包化作中、監査時少なくとも3回は薬の種類と数を数えながら作成しています。(当日取りに来局されなかったらもう一度監査する事もあります。)
お薬も監査時、服薬指導後、閉局前の3回は見直しをしています。
若い時はこんなに確認していませんでしたが、経験を積めば積むほど視野が広がり色々な危険性を考えてしまうためこのような感じになりました。
新人の時は過誤の怖さが分からず何も考えないで調剤している薬剤師も多いと思います。(大学で事故の怖さの授業なんてしてませんので、僕はそうでした)
なので今回事故を起こした方は若い薬剤師なのかな?とも思ったりします。過労働の可能性も大いにあるので、ちょっと同情もしてしまいます。
今後、最低賃金が上げられていく状況下、薬局の収益は下降傾向になる事が予想されます。
薬局経営は価格設定も出来ないですし、経費を削れる部分も全然なく、どうしても人件費を削る方向になってしまいます。
大手薬局では人件費削ると思うので、事故に気を付けたいところです。